復興期に入り、被災地における心理的支援(心のケア)は、
各地域の実情にあわせて、さまざまな展開を見せています。
本サイトでは、日本トラウマティック・ストレス学会(JSTSS)が取り組んでいる
プロジェクトを中心に、復興期の活動状況について情報をお伝えしていきます。
本サイトはリンクフリーです。
2012年11月8日木曜日
10月の支援活動
10月も福島、宮城、岩手の三県で支援活動を展開しました。
この活動はJCCCNC様の支援を受けています。
10月2日 重村淳JSTSS副会長(防衛医科大学校精神科学講座)
福島第一原発の所在地である双葉町は埼玉県加須市の旧騎西高校に自治体・住民が避難していますが、職員たちは避難所と同じ敷地内で膨大な業務に追われています。
重村淳JSTSS副会長は、2012年6月以降、職員のケア・事例相談を行う為に町役場を継続的に訪問。
今回も双葉町保健業務担当者、ふくしま心のケアセンター職員の方々と双葉町住民のメンタルヘルス事例コンサルテーションを行いました。
10月5日 亀岡智美JSTSS理事(兵庫県こころのケアセンター)
野坂祐子JSTSS会員(大阪教育大学学校危機メンタルサポートセンター)
岩手県宮古市にて、「子どものトラウマへの実際」「TF-CBTの被災地での応用」「TF-CBTの構成要素」の3テーマにて子どもの心のケア専門研修を実施。
児童相談所と公立小学校および中学校の教職員が対象であり、17名が参加されました。
10月17日 重村淳JSTSS副会長(防衛医科大学校精神科学講座)
再び双葉町役場のある埼玉県加須市を訪問。
今回は町役場の安全衛生委員会にオブザーバー参加し、町の現状を各担当者から聞くともに、移転に向けての職員のメンタルヘルス対策を協議しました。
10月31日 加藤 寛JSTSS震災特別委員会委員長(兵庫県こころのケアセンター)
宮城県からの要請により、今後行われる被災住民調査を現場活動でどのように活用していくかをテーマに講演。
地域の保健師、看護師を中心とした約70名が参加されました。
11月も引き続き気仙沼、石巻、双葉町役場等で活動を行う予定です。
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