復興期に入り、被災地における心理的支援(心のケア)は、
各地域の実情にあわせて、さまざまな展開を見せています。
本サイトでは、日本トラウマティック・ストレス学会(JSTSS)が取り組んでいる
プロジェクトを中心に、復興期の活動状況について情報をお伝えしていきます。
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2012年2月22日水曜日
平成23年度 子どもの心のケア専門研修
2月10日、岩手県福祉総合相談センターにて子どもの心のケア専門研修が、児童相談所と児童福祉施設の職員など20名を対象に行われました。
この活動は、NPOパートナーシッププログラムの一環として公益財団法人Civic Force様からの支援を受けています。
「子どものトラウマへの理解と対応~記念日を迎えるにあたって~」をテーマに、前半をJSTSS震災特別委員会亀岡智美委員(大阪府こころの健康センター)、後半をJSTSS岩切昌宏理事(大阪教育大学 学校危機メンタルサポートセンター)とJSTSS野坂祐子会員(大阪教育大学学校危機 メンタルサポートセンター)が担当。
午前の研修では子どものトラウマの説明と症状の解説、グリーフの説明とケアの基本等について、参加者の共通理解を図りました。
震災より1年目を迎える1か月前の時期の研修であったことから、記念日をどう迎えるかという点を中心に説明を行いました。
また職員の悲嘆も大きいことから、知識の提供とともに支援者に対する心理的援助の機会ともなりました。
午後は、参加者からの質問に応答し、支援対象である子どもや家族、施設・学校園の状況について2時間の情報交換会を行い、死別ケースにおいての支援の困難さなどが語られました。
この研修は第二回目が3月23日に行われる予定です。
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私も阪神淡路で震災を受けた一人です。
返信削除未だに地震のトラウマに苦しんでいます。
生活の中で困るのがトイレとお風呂です。
トイレしてる時も常に揺れに敏感になってますし、お風呂でもほんとに烏の行水です。
寝る時なども天井が崩れてくるのではないかと、未だに恐怖感だけが残っています。
こういう活動している事は大変素晴らしいものだと思います。当時はなかったのに等しかった。
私のような気持ちを将来ある人たちにされてほしくはないですね。
東北地震でも家にいましたが、(大阪)揺れの激しさに足がすくみましたが、ジャンパーを着、あたまに座布団を被せて外ばかり見てました。
そんなトラウマをほんと引きずるのは辛いです。