2012年1月25日水曜日

福島県中保健所 東日本大震災被災者に対する 心のケア活動及び事例検討会




コンサルテーションを行うJSTSS重村理事(中央)



訪問した仮設住宅


1月24日、JSTSS重村淳理事(防衛医科大学校精神 科学講座講師)は福島県中保健所、田村市役所を訪れ、県中保健所担当者や田村市役所保健師との会議に出席し、2月、3月に行われる研修会の詳細設定、および事例に関するコンサルテーションを行いました。
また保健所のこころの健康相談では、田村市の仮設住宅を訪問し、対象者に面談を行いました。

2月17日には「震災1周年に向けての支援者対策」、3月6日には「支援者の元気を保つために」をテーマとした研修会および事例検討会が、県中保健福祉事務所および管内市町村職員を対象に行われる予定です。

2012年1月10日火曜日

12/26福島県南白河にて研修を行いました。




研修の様子



JSTSS震災特別委員会 藤森和美委員



12月26日、サンフレッシュ白河(福島県)にて、保健所職員、市町村保健師、災害対応担当者、絆作り支援センター職員、相談支援専門職チーム、その他障がい福祉サービス事業所職員、地域包括支援センター職員、学校関係者など、53名を対象に研修を行いました。
当研修は、NPOパートナーシッププログラムの一環として公益財団法人Civic Force様からの支援を受けています。

研修のテーマは「被災者への心のケア〜PTSDとうつ病〜相談者への基本的な対応」。
講師はJSTSS震災特別委員会、藤森和美委員(武蔵野大学教授)が担当しました。
主な内容は、東日本大震災における心のケアでの課題、災害が個人に与える影響、トラウマとPTSD、うつ病、心が疲れている時の労り方、支援の関わり方など。
その後、参加者からの質疑応答があり、参加者自身が支援者であることから、実際の現場での対応などについて共有することができました。
また、仮説住宅支援や被災者支援に直接関わる支援者の方々にとって、現場での被災者との関わり方や、するべきことしてはいけないことなど具体的な対応法について理解を深めることができました。

2012年1月5日木曜日

気仙沼保健所で2回目のコンサルテーション





コンサルテーションの様子


12月22日JSTSS震災特別委員会加藤寛委員長(兵庫県こころのケアセンター)とアシスタント1名は宮城県気仙沼市保健所にて、こころのケア活動についてのコンサルテーション活動を行いました。
この活動は、NPOパートナーシッププログラムの一環として公益財団法人Civic Force様からの支援を受けています。 

2回目となる今回は、気仙沼市保健所側から提案された被災者の精神保健計画の原案をもとに、より具体的な精神保健計画の策定するため保健所担当職員とコンサルテーションを行いました。例えば、住居が広範囲に及ぶ「みなし仮設」の被災者への精神保健サービスをどのように展開をしていくかなどについて話し合われました。

また、被災者支援のため地元住民等によって構成されている生活支援員の研修会(他機関主催)を視察し、支援活動時の課題や成果についての情報収集を行いました。視察から得られた情報は今後の支援者支援のコンサルテーションに生かしていく予定です。
※他機関主催のため写真は割愛致します。

12月21日福島県青少年育成活動推進指導者等研修会




講義を行う廣常理事



質疑応答の様子


「震災の影響によりストレス等を抱える青少年を地域で支えるために~災害が子どもを襲うとき~」をテーマに、平成23年度福島県青少年育成活動推進指導者等研修会が会津大学にて行われました。
主催:福島県
共催:福島県青少年育成県民会議、会津若松市、福島市、JSTSS
後援:福島県教育委員会
またNPOパートナーシッププログラムの一環として公益財団法人Civic Force様からの支援を受けています。

研修対象は福島県青少年育成県民会議会議員、市町村民会議会議員、青少年関係指導者、青少年育成アドバイザー、青少年育成関係NPO法人関係者、小中高等学校関係者、同PTA役員等、各市町村青少年行政担当者。
県立会津大学の講義室が満室になるほどの合計で約100名の参加者でした。

講師はJSTSS廣常秀人理事(独立行政法人国立病院機構大阪医療センター精神科科長)が務めました。

研修は災害後の子ども心身レベルにおける中長期的反応と原発災害についての話が中心となり、質疑応答では参加者から多くの質問をいただきました。

当研修会は来年1月18日に福島市でも行われる予定です。

12/3こころのケア活動研修会




講義を行うJSTSS震災特別委員会 小西委員



12月3日、福島市保健福祉センターにて
「津波災害のグリーフケアと支援者のメンタルケア」をテーマに研修を行いました。
当研修は、NPOパートナーシッププログラムの一環として公益財団法人Civic Force様からの支援を受けています。

対象者は精神保健福祉士を中心に、地域で被災者支援に携わっている20名の方たちです。
講師はJSTSS震災特別委員会小西聖子委員(武蔵野大学教授)が務めました。

講義では、架空の事例に基づく悲嘆による反応についての説明や、長期的な支援のため支援者側のメンタルヘスルケアの重要性などが伝えられました。
具体的な語りを例に挙げることで、より具体的かつ実践的な内容となり、深い理解へと繋げることができたのではないかと思います。
会場からは「どう支援していけばよいのか」という話がとても役に立ったとの声が挙がっていました。